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さて、人の体の中でエネルギーを多く使う臓器はどこでしょう? そうです、心臓や骨格筋などの筋肉、消化器官(胃、小腸、大腸)、 肝臓や脳は活動するためのエネルギー源として、ブドウ糖を大量に必要とします。 私たちの体内では、さまざまな物質を合成したり分解する、 代謝(たいしゃ)という仕事が常におこなわれています。 この代謝により、例えば、呼吸、消化吸収、運動、思考などのさまざまな場面で、 エネルギーの生産や消費がおこなわれているのです。 簡単にいえば、心臓などの筋肉ではブドウ糖を代謝(燃やす)することで、 熱エネルギーと運動エネルギーを得ていると言えます。 また、私たちの体は新陳代謝といって、常に古い細胞を壊し、 新しい細胞を作っています。ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、 必須脂肪酸などの栄養素はその新陳代謝、 つまり生命維持に欠かせないものです。 一方、前回お話ししたように糖質は活動エネルギーにしかなりません。
基礎代謝という言葉もよく耳にされると思います。 基礎代謝とは、安静状態でおこなわれる最も基本的な代謝のことです。 睡眠時の呼吸、血液循環、体温調節、消化吸収、合成分解、排泄などが含まれます。 そのとき、体から放出される熱量(エネルギー)は、日本人の成人で 一日約1100〜1500キロカロリー(体の大きさ、年齢、性別、筋肉の量などにより多種多様)です。 前述のように、自動車などの交通機関、エアコンなどの家電製品、携帯電話や インターネットなどのIT技術の恩恵で、私たちの生活は 近年とても便利で快適になりました。 一方、体を動かしたり、 体温調節をする必要性は、 わずかここ数十年で激減しています。 摂取カロリーより 消費カロリーが少ない場合も、 余ったカロリーは中性脂肪として内蔵や皮下に多量に蓄積され 悪さ(メタボリックシンドロームの原因)をするのです。 そこで、消費カロリーを増やすには、 適度な有酸素運動(エアロビクス)や筋肉を鍛える(筋トレ)を おこなうことが必要になります。 つまり、運動することで糖質や脂肪を燃焼(代謝)させるのです。 運動を続けることで体に筋肉がつけば、 基礎代謝もアップして安静時の 消費カロリーも増やせ、一挙両得です。
しかし、『言うは易く、行うは難し』です。 私を含め皆さん運動の必要性は、頭では理解できても、 継続して実行するのはなかなか難しいものがあります。 代表的な有酸素運動として、 ウォーキング、ジョギング、水泳、自転車や各種スポーツが挙げられますが、 個人の好みも千差万別ですので、無理強いはできません。 また、三日坊主では、 あまりメタボリックシンドローム対策としての効果は期待できません。 そこで、無理をせず、比較的ラクに続けられる ものを紹介させて頂きます。
これらを可能な限り実行していただければ、 基礎代謝もアップし 内臓脂肪の付きにくい体になれると思います。
ただし、ここにも一つ落とし穴があります。 そうです、摂取カロリーを運動で消費するのは、かなり大変なのです。 例えば、『食後のデザートは別腹です』 とケーキなどを食べるのが日常茶飯の方もおられるかもしれません。 このケーキ1個の持つカロリーは 約300キロカロリーです。 このわずか300キロカロリーを運動のみで消費するには、 早足のウォーキングなら1時間、ジョギングなら30分は続けないといけません。
と思われた方も多いのではないでしょうか? そうなのです、余分なカロリーを運動で消費するのは、安易に借りた借金やローンを、 その後何年も必死に返済するのと同じぐらい大変なのです。
つまり、消費カロリーを増やす努力をするよりも、 摂取カロリーを減らす努力をするほうが合理的だということです。
という、悪循環よりも、
このほうが、お得ではないでしょうか?
前述のように、なにかとストレスの多い社会ですから、 ヤケ食いやバカ食いをして食欲を満たすこと(満腹感)で、 ストレスを解消したくなる気持ちもよく分かります。
賢明な読者の方々はこうした甘い誘惑にだまされてはいけません。 薬品類には大なり小なり必ず副作用が存在します。 そもそも、日頃の糖質や脂質の摂り過ぎを薬品類だけで解消するのは不可能ですし、 リスク(副作用)や余計な出費まで伴なうのですから、大変なムダだと思います。 営利企業の誘いに乗って、自分の体を犠牲にしてまで、 売り上げに貢献する必要がどこにあるのでしょうか? やはり、糖質の持つ 甘い誘惑に打ち勝つて、 ローカーボ・ダイエットを続けて頂くのが、 安全で、効果的で、経済的と三拍子そろった、 一番お得なメタボリックシンドローム対策だと思います。
詳しくは、本文をお読みいただき、参考にしていただければ幸いです。 来月からは、日本人の死因第一位であるガンの予防法や、話題のアンチ エイジングに関する情報をお伝えしていく予定です。 |
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