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アンチエイジング(老化予防)とメタボリックシンドローム(代謝症候群)の解決法3

対策1、摂取カロリーを減らす

糖質をあまり食べないようにするローカーボ・ダイエット (Low-Carbohydrate Dietの略称でアメリカでも人気)が、 最も効果的です。

具体的には、 砂糖、菓子類、パン類、麺類、イモ類、白米、甘い果物、 清涼飲料水 などを摂取する量を、 メタボリックシンドロームの深刻度に応じて極力減らして 頂きたいのです。
ウエストサイズの男性85cm以上、 女性90cm以上という判定基準も一応参考にはなりますが、 それ以下の方も油断は禁物です。 つまり、ウエストサイズが男性80cm以上、女性85cm以上の方は メタボリックシンドローム 予備軍として十分な注意が必要になります。

また、動物性脂肪、 特に肉の脂身(アブラミ)は避けて下さい。
乳製品は良い食材ですが、取り過ぎないか低脂肪 のものを選んで下さい。

加工した植物油(水素添加脂肪)の代表であるマーガリンやショートニングなどは危険 です。
常温に放置しても長時間カビも生えないし、虫などにも食べられること がないものです。つまり、もはや食品と呼べないものと判断しても良い のではないでしょうか。人間だけがそれを口に入れているということに なっています。

良い脂質 は、不飽和脂肪酸のなかでも特に、 DHA、EPAオレイン酸です。
これらを含む食品、青魚、オリーブ油などはお勧めです。

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ところで、一口にダイエットと言っても、 体を作るのに必要な栄養素を キチンと摂取しなければ病気になってしまいます。
つまり、 ビタミン、ミネラル、タンパク質(必須アミノ酸)、必須脂肪酸(不飽和脂肪酸)、食物繊維 などを含む食材は確実に食べなければなりません。

具体的には、 魚介類、赤身の肉類、卵、大豆製品、野菜、海藻類 をできるだけバランス良く摂取して下さい。

私たちの体は 新陳代謝といって、常に古い細胞を壊し、新しい細胞を作っています。 ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸などの栄養素はその新陳代謝、 つまり生命維持に欠かせないものなのです。
一方、糖質は活動エネルギーにしかなりません。

わかりやすく自動車に例えるならば、 ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸などの栄養素は、 自動車のエンジン、車体、タイアなど を製造るのに欠かせない原材料に相当します。
糖質は自動車にとってのガソリンに相当するものです。

なるほど、 ガソリンが無くては自動車は動きませんが、原材料が無ければ自動車そのものが存在しないのです。

さて、話題のサプリメント(栄養補助食品) も頼り過ぎは禁物ですが、上手に利用すればそれなりに効果はあるようです。
尚、サプリメントに関しては、後ほどアンチエイジングの章 で詳しくお話しさせて頂きます。

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ところで、糖質を減らすと『脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が 不足して頭が働かなくなるのでは?』と思われた知的な方はおられませんか?

だいじょうぶです。人間の体は上手くできています。
ブドウ糖が不足すれば、速やかに肝臓や筋肉などのグリコーゲンや、 中性脂肪からブドウ糖が作られます。
飢餓時には、アミノ酸(アラニン)からもブドウ糖は作られるのです。

つまり、生活習慣病を心配されている方の場合、ブドウ糖の原料となる 脂肪がタップリあまっているわけですから、 心配御無用というわけです。

前章でお話ししたように、成長期の、 例えば中学校の男子サッカー部員であれば、 どんぶり飯を五杯 食べてもエネルギーとして消費されるので問題ありません。
しかし、メタボリックシンドローム予備軍の世代はそうは行きません。 糖質をカットすることで摂取カロリーを減らして下さい。

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ただし、ここに一つ大きな問題があります。 『フレンチのフルコースを食べて苦しいぐらい満腹なのに、 デザートのケーキは別腹です。』と 言うような経験を皆さんお持ちだと思います。

糖質過剰に摂取しても、 前述の節約遺伝子の働きで、 捨てられる事無く脂肪としてドンドン貯まっていきます。

つまり、糖質の持つ 甘い誘惑に打ち勝って、 ローカーボ・ダイエットを続けるには、 強い意志が必要になるという事です。

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なにかとストレスがの多い社会ですから、 ヤケ食いやバカ食いをして食欲を満たすことで、 ストレスを解消したくなる気持ちもよく分かります。

しかし、満腹感を得ることで ストレスを解消するのは肥満のもとですから、 あまりお勧めできません。
ただ、酒、タバコ、パチンコ等のギャンブル以外健康的なストレス解消法をお持ちの方が どれほどおられるのでしょうか?

あまりお固い理想論ばかりを述べても、誰も実行できないのでは全く無意味です。
そこで妥協案として、糖質以外の食品で満腹感を 得る方法ならいかがでしょうか。
例えば、魚介類や赤身の肉類はやや高価ですので、 大豆製品、卵、野菜、海藻類、コンニャク類などの 比較的お求め易い食品を活用してみて下さい。

新鮮な果物も良い食品なのですが、甘いもの(果糖)を大量に食べると 糖質の取り過ぎになりますから注意が必要です。
昔からよく言われるように、玄米(発芽玄米や胚芽米)を よく噛んで食べるのもお勧めです。

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コレステロールに関しても古くからの誤解があります。

コレステロールが高い→動脈硬化→心筋梗塞など

この欧米人向けの図式で、 私たちは製薬会社や医者から長年脅され、 薬で無理矢理コレステロール値を下げるよう言われてきました。

ところが近年、私たち日本人はコレステロール値が高めの方が長生きで、 各種感染症をはじめ、ガンや痴呆症(認知症)にもなりにくい 事が分かってきました。

そもそも、コレステロールは私たちの生命維持に欠くことのできない大切な物質の一つなのです。
細胞膜、血管壁、胆汁酸、各種ホルモン (男女の性ホルモンや副腎皮質ホルモン)や脳 など体を作る材料としてもコレステロールは欠かせません。

体内のコレステロールの約80%は肝臓でつくられます。
食事からのコレステロールはわずか約20%なのです。

つまり、私たち日本人は、
『卵などの食品中のコレステロールに あまり神経質になる必要はありませんし、 薬で無理矢理コレステロールを下げるのはやめるべきなのです。』

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動脈硬化とは、傷ついた血管の内壁を修復するためにコレステロールが沈着したもので、 動脈の内腔が狭くなり血流が悪くなる状態です。
血管の内壁が傷つく原因として、以下のものが考えられます。

血糖値が高いときは血管の内壁がダメージを受ける

前述のように、歯周病の進行した歯の周りには、 恐ろしい数の病原菌 (多種多様の歯周病菌)が付着しており、 毒素を出したり我々の体の中に侵入して血流に乗り全身に移動 することさえあります。

心臓の弁に細菌が付着する心臓弁膜症からも歯周病菌が見つかっています。

すなわち、 高血糖と歯周病はコレステロールと同等かそれ以上に動脈硬化の危険因子 と成り得るのです。

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一日の食事の回数にも誤解があります。

よく、『朝昼晩、一日3回しっかり食べましょう』と言われますが、 これに当てはまる人はそれほど多くありません。

なぜなら、前述のように、成長期の子供たちにとって、 一日3回では足りない場合が多いでしょう。

また、 30歳以上の壮年期から老年期に至る多くの人々 (肉体労働や、激しい運動をする人は例外とします)にとって、 一日3回の食事に間食も加われば、 食事回数が多過ぎになり体に悪影響が出てきます。
その理由は、

体に悪影響が出る理由

つまり、 食事回数は、3回にこだわる必要はありません。
最低一日一回は、栄養バランスの良い食事をしっかりとる必要がありますが、 あとは軽い食事で大丈夫
です。

ちなみに、94歳の現役内科医として非常に有名な、 聖路加国際病院理事長の日野原 重明先生も、 長年、夕食はバランス良くしっかり摂られますが、 朝、昼は果物や牛乳やビスケットなどの間食程度 で済ましておられるそうです。

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のんびりとした生活が送れる幸せな方 (子育てが終わった主婦や定年を迎えた方など)は、 朝食か昼食を充実させて頂ければよいでしょう。

しかし現実には、ゆっくり食事がとれるのは、夜しかない多忙な方がほとんどではないでしょうか。
食べ過ぎ、飲み過ぎにならない限り、 夕食を中心に考えるのが自然で無理がありません。

なぜなら、仕事などで緊張状態の時 (多くの場合、昼間)には交感神経が優位のため、 骨格筋や脳の活動が優先されて、 消化器官(胃、腸、肝臓など)には十分な血液が供給されません。
また、時間に余裕が無いため、よく噛んで唾液と接触させることもおろそかになりがちです。
当然、消化吸収は悪くなります。

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ところで、目から鱗(ウロコ)かも知れませんが、 実は、消化器官にとって最も活躍しやすいのは、 副交感神経が優位となる、 リラックスした状態や睡眠中なのです。

例えば、野生の動物や大相撲の力士などが、 食後に横になって休むのは、 消化吸収を最優先するという理由からなのです。

ここで、『対策1、摂取カロリーを減らす』の要点を簡単にまとめます。

摂取カロリーを減らす要点1

摂取カロリーを減らす要点2

摂取カロリーを減らす要点3

摂取カロリーを減らす要点4

特に中高年の方々は、メタボリックシンドローム対策として、これらをよく覚え実行して頂ければ幸いです。

来月は、『対策2、消費カロリーを増やす』です。

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