ちなみに近年、歯科で話題のインプラントとは、チタン製の巨大なねじを歯ぐきを貫通させ顎の骨の中に埋め込む治療法です。分かりやすく言えば、チタン製の巨大なピアスを歯ぐきに突き刺した状態です。
材料であるチタン合金に対しては幸い拒絶反応は起きにくい反面、歯ぐきとインプラントの間には、常に隙間(すきま)が存在します。
そのミクロの隙間から無数の微生物(細菌、ウイルスなど)や未知の病原性物質(狂牛病のプリオンなど)が常に体内に侵入するチャンスを狙っています。
近年話題のアスベスト(石綿)を多量に吸い込んでも、ガンである中皮腫を発病するまでに20年以上かかる場合があります。
インプラントと歯ぐきの隙間から侵入した未知の病原性物質により、
例えば20年後にガンや狂牛病(BSE,CJD)のような未知の病気を
発病するリスクは覚悟しなければなりません。
現在報告が無いからと言って安心してはいけません。
前述のように医科学研究はまだまだ発展途上で、
分からない事のほうが圧倒的に多いからです。
ところが残念なことに、歯を抜かずに残す努力をせず、安易に抜歯(歯を抜く)をしてインプラントを勧める歯科医院がドンドン増えています。
保険診療が崩壊の危機にあるご時世ですから、一本あたり30万〜50万円も患者様に請求できるインプラントは、歯科医院の経営面を考えた場合、避けて通れない治療法だともいわれます。
では、患者の皆様の立場で考えればどうなるでしょうか?
ムシ歯菌や歯周病菌に犯され、どうしようもないくらいボロボロになった歯は、ヒトの体内へ菌・毒素を侵入させようとするバイ菌の温床ですからやはり抜かなければなりません。
一方、見た目はひどいムシ歯でも、時間をかけてキッチリ治療すれば、まだまだお役に立てる場合がよくあります。
抜いてしまった歯は、現代の医学では決して元には戻りません。
Tea Timeでご紹介させていただいた、斎藤 正寛先生の『歯の再生』の研究が今後順調に発展したとしても、残念ながら、私たちヒトに応用できるのは何十年もかかりそうです。
やはり、ムシ歯や歯周病をキチンと予防し、今あるご自分の歯を大切にされるのが、全身の健康を考えると結局一番お得であると思います。
では本題に戻らせて頂きます。私たちにとって欠く事のできない免疫システムの重要性について、前回までお話しさせて頂きました。
今回は、
『優秀なガードマンである免疫系の多様な細胞は
どのような条件下で、良い仕事ができるのでしょうか?
あるいはミスをするのでしょうか?』
こうした疑問にお答え致します。
まず、前述のようにやはり毎日の『食事』と『生活習慣』は免疫力の維持にとても大切です。栄養が偏っていたり、不摂生な生活を続けていれば免疫力は当然低下します。
やはり、「メタボリックシンドローム対策7つの要点」と「ガン予防7つの鉄則」が大切になります。再確認お願い致します。
2、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸、食物繊維などを含む食品、具体的
には、魚介類、赤身の肉類、卵、野菜、海藻類、大豆製品、オリーブ油などをバランス良く
摂取して下さい。
乳製品はヨーグルトや低温殺菌(パスチュライズ)牛乳がお勧めです。
ただし、体に合わない食品がある方は無理をしないで下さい。
3、コレステロール値を下げ過ぎて、ガンや痴呆症や感染症になっては、元も子もありません。
むしろ高血糖と歯周病に気をつけて下さい。
4、食事回数は、3回にこだわる必要はありません。年齢にともない、食事の回数と量は
少なくなるのが自然です。
5、できる限り背筋を伸ばした正しい姿勢を意識し、保持して下さい。
適度な運動や軽い筋トレで体に筋肉がつけば、基礎代謝もアップして安静時の消費
カロリーも増やせます。
6、就寝前など、時間のあるときに体操やストレッチで体を充分ほぐし、睡眠時間を充分とり、
あまりストレスをためないようにして下さい。
7、体型としては、過度の肥満(ブヨブヨ)は問題ですが、やせ過ぎ(ガリガリ)も不健康でガンや
感染症などになり易くなります。
また、運動のやり過ぎや筋トレのし過ぎ(ムキムキ)は活性酸素が多くなりアンチエイジング
には不利です。
前述のように、ガンは外からやってくる発ガン物質を減らしても完全に予防することはできません。
なぜなら、人間の多様性の項でお話ししたように、発ガン因子や物質が存在しても、実際にガンを発病する(ガン細胞がドンドン増える状態)人もいれば、しない人もいます。
つまり、発ガン因子や物質が存在すれば、必ずガンになるという訳ではありません。
ガンになる可能性が高くなるという事なのです。
ところで、恐ろしいことに、私たち人間の体内では毎日、百万個くらいのガン細胞(ゴマ粒一個くらいの大きさ)が生まれているといわれています。
では、『なぜ私たちは発ガン(ガン細胞がドンドン増える状態)
にまで至らないのでしょうか?』
それは、免疫系のリンパ球(NK細胞やT細胞)が、ガン細胞のような異常細胞を発見しては、直ちに殺してくれるからなのです。
そうです、免疫系が正しく働いていれば、ガンは大きくなれないのです。
免疫とは簡単に説明すれば、私たちの体の中を常に監視し、異常な物質や細胞、あるいは病原体を発見して直ちに取り除いてくれる、非常に優秀なガードマンです。
では、この優秀なガードマンが仕事をしなくなったらどうなるでしょうか?
そうです、皆様ご存じのようにガン細胞がドンドン増えてガン患者と呼ばれるようになります。また、さまざまな病原体の侵入と増殖を防ぐことができず、いろいろ厄介な感染症にもなってしまいます。
では、私たちの大切な免疫システムの機能を大きく左右する要因とはなんでしょう?
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