ヨネムラ歯科
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第2部ガン予防の最前線(癌病棟からの手紙)

ここで、もう一度考えて頂きたいのですが、
私たちの最大の関心事のひとつである、『健康』とは
いったいどういう状態なのでしょうか?

一般に、健康とは、単に病気や虚弱でないというだけでなく,肉体的・精神的・社会的に調和のとれた良い状態にあることをいいます。
例えば、体の一部が調子が悪いだけでも、その影響は全身におよびますから、当然他の器官(臓器など)も調子が悪くなります。

つまり、私たちの体は、すべての器官が連携して、調和を保つことにより、からだ全体の健康を維持していると言えます。
胃だけ健康、腎臓だけ健康、歯だけ健康というのでは意味がないのです。

近年の医学は、非常に進歩して高度になった反面、専門分野に細分化され過ぎています。(ところが、EBMの落とし穴の項で説明しましたように、まだまだ解明されていない事のほうが多いのです)

例えば、外科と一口に言っても、呼吸器外科、血管外科、脳外科、上部消化管外科、下部消化管外科、肝胆膵外科、乳腺・内分泌外科、小児外科、口腔外科、形成外科、整形外科などなど、数え上げればきりがないのでは、と思えるぐらいです。

同じ外科でも、自分の専門分野以外はよく分からない場合が日常茶飯です。
もちろん外科に限らず、他の診療科でも似たような状況です。

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『木をみて森をみず』

『木をみて森をみず』と言われるように、病気になった臓器だけしか診ることができず、その人が病気になった背景や全身的な影響まで診れる医者が少なくなっています。

前述のように、お口の健康が、からだ全体の健康や、アンチエイジングにとって非常に重要であることが、近年分かってきました。
逆に、体のほかの部位に存在する病気の影響で、お口の状態が悪化する場合も当然あります。

『病気を診て、人を診ず』では患者様が困ります。

つまり、体の一部の病気を診る場合であっても、全身的な視野で診るだけの経験と知識が必要になるということです。

『歯科医院の著書なのに、どうして
からだ全体に関する説明が多いのかナ?』

と思われた読者の方もおられると思いますが、上記のような理由からなのです。
本来、医療に従事する者は、知識と技術の研鑽を、日々怠ってはならないのです。(自戒の意味も込めて、書かせていただきました。)

日本は今後、さらなる超高齢化社会を迎えます。
誰しも『健康で若々しくありたい』と考えるのは当然です。

しかし、命あっての物種、つまり死んでしまっては、元も子もありません。
近年、日本人の死因の第二位と三位は、心臓病と脳卒中です。
前章では、その原因となるメタボリックシンドローム対策をお話ししました。
では、気になる日本人の死因第一位は何でしょうか?

『何を今さら!!!』と言うお声が聞こえてきそうですが、

そうです、皆様お分かりのように、1981年以来ガンがトップの座をキープしています。
ちなみに、昨年(2005年)一年間に、約33万人もガン(悪性腫瘍)で亡くなられているそうです(厚生労働省報告)。
そこで、アンチエイジング対策のお話をする前に、ガンにならないように予防する方法を先にお話しさせて頂きます。

『ガン=死』をイメージされる方も、多いと思います。
そもそも、ガン(悪性腫瘍)とは、細菌やウイルスが原因の感染症とは異なり、私たちの体の細胞が異常に変化(無制限に増殖したり転移する)したものです。

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