ヨネムラ歯科
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一日3食のウソ

一日の食事の回数にも誤解があります。

よく、『朝昼晩、一日3回しっかり食べましょう』と言われますが、 これに当てはまる人はそれほど多くありません。

なぜなら、前述のように、成長期の子供たちにとって、一日3回では足りない場合が多いでしょう。

また、30歳以上の壮年期から老年期に至る多くの人々(肉体労働や、激しい運動をする人は例外とします)にとって、一日3回の食事に間食も加われば、 食事回数が多過ぎになり体に悪影響が出てきます。
その理由は、
A)一日のトータル摂取カロリーが知らず知らず多くなってしまいます。
B)実は、食べ物を消化吸収するのは、消化器官(胃、腸、肝臓や膵臓など)にとって
  重労働なのです。年齢とともに弱っていく消化器官をいたわるためにも、食事の
  回数と量は少なめが望ましいでしょう。常に食べ物が胃や腸に存在する状態では、
  消化器官も休む暇がありません潰瘍やガンにも当然なりやすくなります。
C)食べ物が入ってくるたびに、お口の中にいる多数の細菌が活動し始め、ムシ歯や
  歯周病が悪化します。

つまり、食事回数は、3回にこだわる必要はありません
最低一日一回は、栄養バランスの良い食事をしっかりとる必要がありますが、 あとは軽い食事で大丈夫です。

ちなみに、95歳の現役内科医として非常に有名な、 聖路加国際病院理事長の日野原重明先生も、 長年、夕食はバランス良くしっかり摂られますが、 朝、昼は果物や牛乳やビスケットなどの間食程度で 済ましておられるそうです。

のんびりとした生活が送れる幸せな方(子育てが終わった主婦や定年を迎えた方など)は、 朝食か昼食を充実させて頂ければよいでしょう。

しかし現実には、ゆっくり食事がとれるのは、夜しかない多忙な方がほとんどではないでしょうか。
食べ過ぎ、飲み過ぎにならない限り夕食を中心に考えるのが自然で無理がありません。

なぜなら、仕事などで緊張状態の時(多くの場合、昼間)には 交感神経が優位のため、 骨格筋や脳の活動が優先されて、 消化器官(胃、腸、肝臓など)には 十分な血液が供給されません
また、時間に余裕が無いため、よく噛んで唾液と接触させることもおろそかになりがちです。
当然、消化吸収は悪くなります。

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別腹の秘密

ところで、目から鱗(ウロコ)かも知れませんが、実は、消化器官にとって最も活躍しやすいのは、 副交感神経が優位となる、リラックスした状態や睡眠中なのです。

野生の動物や大相撲の力士などが、食後に横になって休むのは、 消化吸収を最優先するという理由からなのです。

例えば、タンパク質脂肪を 小腸で吸収できる状態まで充分に消化するには、6〜12時間もかかります。

では、食後に消化吸収の重労働を強いられる消化器官 (胃・腸・肝臓など)のエネルギー源はどうすれば良いのでしょう?

これまで悪者扱いだった糖質ですが、実は 活動エネルギー源としては、スタープレーヤーなのです。
糖質(特に砂糖・果糖など)はとても消化吸収が早く、消化器官を動かしたり(蠕動運動)、 多量の消化酵素の製造するための 即効性のエネルギー源としてとても重宝するからです。

『満腹なのに別腹』で甘いデザートが欲しくなる秘密はここにあったのです。

ところで、工場に原材料が大量に納入されても、機械を動かす電気エネルギーが無ければ、 いつまでたっても製品は完成しないのと同様に、お口に食べ物が入っても、咀嚼(そしゃく)や 消化器官を動かすためのエネルギー(ブドウ糖)が無ければ、まったく消化吸収できなくなります。
山で遭難し、餓死寸前で発見された人に、いきなり食事を与えてはいけない理由はここにあります。

ここで、『【対策1】摂取カロリーを減らす』の要点を簡単にまとめます。

1、 砂糖、菓子類、パン類、麺類、イモ類、白米、甘い果物、清涼飲料水 などの
  糖質を減らして下さい。
  動物性脂肪、特に 肉の脂身は避けて 下さい。
  加工した植物油(トランス脂肪酸・水素添加脂肪)の代表である
  マーガリンやショートニングなどは危険です。

2、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸、食物繊維などを含む食品、
  具体的には、魚介類、赤身の肉類、卵、豆腐、野菜、海藻類、オリーブ油など
  バランス良く摂取して下さい。

3、コレステロールを気にし過ぎるよりも、高血糖と歯周病に気をつけて下さい。

4、年齢にともない、食事の回数と量は少なくなるのが自然です。

特に中高年の方々は、メタボリックシンドローム対策として、これらをよく覚え実行して頂ければ幸いです。

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