細菌などの微生物は、人類等の生物が誕生する遥か以前から地球上に存在する
大先輩です。
人間の浅知恵をあざ笑うかのように、人間が開発した各種抗生物質に対しても、
つぎつぎに耐性菌(抗生物質が効かない菌)が現れ、医療の現場でも非常に問題となっています。
例えば、約50年前ストレプトマイシンの登場により、
撲滅できたと考えられていた『結核』。
しかし残念ながら近年、高齢者を中心に結核患者が増加してきています。
しかも耐性菌の増加により効果的な治療法がありません。
最新の医学研究では、体内に侵入した細菌などの微生物の一部は、死滅すること無く、 血管壁、心臓の弁、肺、歯周組織などで細々と生き延びており、 再活動する機会(人間が弱る時期)をうかがっていると報告されているのです。
では、『いったいどのようにして細菌などの微生物は、免疫系細胞の厳しい監視の目を逃れ、 薬剤にも抵抗しつつ、私たちの体の中に潜んでいるのでしょうか?』
実は、細菌は無防備な裸状態ではなかったのです。
細菌は自分自身をバイオフィルム(Biofilm)と
呼ばれるポリサッカライドでつくられた、分厚い保護シールドで囲んでいるのです。
バイオフィルム内にいる限り、免疫系の細胞も薬剤も直接細菌を攻撃できません。
一方、細菌も保護シールドの中では狭くて、活発には増殖できません。
例えるならば、人間社会においても、闇の組織が当局の追求を逃れ、
地下でコッソリ暗躍しているのに似ています。
お口の中のバイ菌も当然、バイオフィルムという分厚い保護シールドの中に隠れようとします。 分厚いバイオフィルムを破壊しなければ、バイ菌退治はできません。うがいだけでは不十分です。 やはり各種歯ブラシで丁寧にバイ菌の隠れ家(バイオフィルム)を壊さなければなりません。 幸い歯石とは異なり、バイオフィルムはとても柔らかいので簡単に歯ブラシやデンタルフロスなどで 落とせます。毎食後のお口のケアは大変ですが、できる範囲で宜しくお願い致します。 ご理解いただきやすいように、ここまでの要点を簡単にまとめます。
a)日本人におけるメタボリックシンドロームの主たる原因は、
過剰な脂肪組織(とくに内臓脂肪)による悪影響である。
b)歯周病もメタボリックシンドローム、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などの重要な
危険因子である。
以上の2点は現時点で信憑性の高い学説ですので是非覚えておいて下さい。
前述のように、自動車などの交通機関、エアコンなどの家電製品、
携帯電話やインターネットなどのIT技術の恩恵で、
私たちの生活は近年とても便利で快適になりました。
一方、体を動かしたり、
体温調節をする必要性は、
わずかここ数十年で激減しています。
基本的に消費カロリーより
摂取カロリーが多いため、
余ったカロリーは中性脂肪として内蔵や皮下に多量に蓄積され悪さをするのです。
家計に例えるならば、返済能力より借金の方が多く、金利負担で行き詰まった状態ともいえます。
対策も単純に考えれば、1)摂取カロリーを減らすか、 2)消費カロリーを増やせば良いのは誰でもわかることです。
ところが、本や雑誌やテレビを見ても、 あまりにも多くのダイエット法が紹介され (中には危険なものさえあります)、実際に何をどうすれば良いのか理解するのは難しく、 ましてやそれを行動に移すのは容易ではない場合がほとんどです。
しかも、実は人気のテレビの番組にも 大きな落とし穴が存在するのです。
テレビ局や番組担当のディレクターが最も気にするのは、皆さんご存じのとおり、まず視聴率です。
次に重要なのが、番組のスポンサーや視聴者や各種業界からの、
放送内容に関するクレームなのです。
これらのクレームが怖くて、テレビの番組では正しく情報を伝えられない場合がよくあります。
たとえば、今回のメタボリックシンドロームの対策として、薬に頼らず、
糖質や動物性脂肪の摂取を減らせば良いのは明らかなのですが、
製薬業界や食品業界からのクレームが怖くて、
はっきりとものが言えないのです。
仕方なく、体に良いと言われる食材をつぎつぎに紹介して、 『健康のためには、これを食べましょう!!』としか言えないのが現状です。
そこで、以下にできるだけ分かり易く、実行できそうな解決法を提案させていただきますので、 ご参考にして下さい。
|
|
|
|
